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2020-05-14

Prophesee社との協業に関するお知らせ

2020-05-14
Prophesee社との協業に関するお知らせ

※ 本リリースは、DMPとProphesee の共同リリース(英語)をベースにした日本語版です

DMPとPropheseeがイベントベースビジョンセンサーを使った組込みマシンビジョンおよび人工知能(AI)アプリケーションの開発で協業

エッジAIコンピューティングのリーディングインテグレータであるDMPは、Propheseeの画期的なバイオインスパイアード(生体模倣)技術の高性能、低電力特性を活用したより高効率のIoTや自動運転システムの開発を推進します。

(フランスパリ、東京) – 2020年5月14日–最先端のニューロモーフィックビジョンシステムの開発元であるフランスProphesee S. A. (以下Prophesee) と組込み機器向けのビジュアルコンピューティングとエッジAIを得意とする半導体およびIPライセンスのリーディング企業である株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(以下DMP)は、本日、それぞれの専門知識とテクノロジーを組み合わせた協業を行うと発表しました。この協業を通じて、DMPは、Propheseeの画期的なイベントベースセンサーの特性を活用し、性能と電力効率を劇的に向上させた統合ソリューションの開発および提供を行います。注力分野は、IoTおよび自動運転システム向けのマシンビジョン/AIソリューションです。

従来のカメラが一定のフレーム速度で撮影するのに対して、イベントベースセンサーは被写体の動きや周囲の環境変化により変化が起きた画素のみを非同期で検出し、輝度データを座標および時間の情報と組合せて出力します。その結果、PropheseeのMetavision® Event Based Visionセンサーは高いダイナミックレンジ(120dB以上)、高いデータ効率(従来のカメラと比べデータ量10分の1~1000分の1)、超低消費電力(センサーレベルで10mW未満)といった特長を持つため、同センサーとDMPの持つエッジAI向けソフトウエアとハードウエア技術を組み合わせることで、暗所を含む幅広い環境において素早い動体認識・追跡が可能になります。

これにより、DMPが注力するIoT、ロボティックス、モビリティなどの分野において低消費電力で小型、省電力ながら高解像度で高速、高分解能のエッジAIソリューションを実現し、夜間の標識や障害物の検出、運転者の視線のわずかな動きを高速でトラッキングすることによる事故防止、これまで検出が難しかった細いワイヤーの検出などを可能にします。

これは両社の強みを生かした協業です。強力で効率的なマシンビジョン機能を必要とするエッジAIアプリケーション向けに、DMPが蓄積した組込みビジュアルコンピューティングおよびAIソリューションの開発経験はPropheseeの画期的なイベントベースカメラを使ったマシンビジョンシステムを理想的に補完します」とPropheseeの共同創設者兼CEOであるLuca Verreは述べています。さらに 「当社の革新的ニューロモーフィック(神経形態学的)AI技術を活用することで、より高い性能かつ低消費電力で機械が物を判別することが可能になります。これによりIoT / AIデバイスや自動運転などの分野において、DMPの顧客が求める画像認識や分析のニーズを満たすことができると考えています」と述べています。

DMPの代表取締役CEOである山本達夫は「この革新的なテクノロジーを当社のビジュアルおよびAIソリューションの一部として提供できることを嬉しく思います。Propheseeのユニークなイベントベース方式によるオブジェクト認識は、IoTやエッジAIデバイスの低消費電力という業界・顧客の要件に完全に適合し、当社のエッジAI向けの製品・ソリューションに差異化された競争力を提供するものです」と述べています。

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