2020-10-28

アムニモの産業用IoTデバイスにエッジAIプロセッサIPコア「ZIA™ DV720」が採用

株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(本社: 東京都中野区、代表取締役社長COO 大澤 剛、以下DMP)は、横河電機株式会社(本社: 東京都三鷹市、代表取締役社長 奈良 寿)の子会社であるアムニモ株式会社(本社: 東京都三鷹市、代表取締役社長 谷口功一、以下 アムニモ)が提供する産業用IoTデバイスに、DMPのエッジAIプロセッサIPコア「ZIA™ DV720」が採用されたことを発表いたします。2020年10月28日(水)から2020年10月30日(金)に開催される「第11回 Japan IT Week秋」、アムニモブース内において、「ZIA™ DV720」を実装した試作デバイスを用いてAIを活用した映像認識ソリューションを参考展示します。

クラウド、ビックデータ、IoTやAIといった先端技術は、今やビジネスの進化を支えるテクノロジーとして不可欠な存在であり、モノのインターネットと呼ばれるIoTは、工場や倉庫の生産・物流・品質管理等に加え、スマートメーター、災害発生検知、建設・土木工事現場の遠隔監視など、様々な産業で活用の取り組みが進んでいます。近年、高速なモバイル通信網の普及により、クラウドサーバー上にデータを集め、演算処理を行う方式が普及していますが、遠隔カメラで撮影された大容量の動画像データをクラウドへアップロードすることは、通信コストの高さがビジネス上の制約になるため、多くの場合、エッジデバイス側で、データ加工、AIアルゴリズム処理を行い、必要最小限のデータをクラウドへアップロードすることが求められています。また、膨大な数のエッジ側IoTデバイスと、大規模なクラウドシステムで構成されるディープラーニング/AIシステムでは、巨大なデータを扱う学習処理はクラウド上で行い、リアルタイム性、安全性、プライバシー確保等が求められる推論処理はエッジ側で行う分散処理形態が広く普及すると予測されています。

今回、アムニモの産業用IoTデバイスに採用されたエッジAIプロセッサIPコア「ZIA™ DV720」は、ディープラーニングの推論処理に特化し、エッジ側AI処理に適した超低消費電力プロセッサIPです。画像、動画、音声などといったあらゆるデータに対して、推論処理を可能にし、ネットワークのエッジ側デバイスの必要条件である、低消費電力、ローコスト、かつ高いAI推論処理性能を実現します。

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