カテゴリー
アーカイブ
- リリース
2026-11-05
DMP、CRI・ミドルウェアとエッジAI映像ソリューションで協業を開始~AIが「残すべき映像」を判断し、記録・伝送データを大幅に削減~監視カメラ・ドローンなど社会インフラにおけるAIの社会実装を加速
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(本社:東京都中野区、代表取締役会長兼社長 CEO:山本 達夫、東証グロース:3652、以下「当社」)は、株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見 正雄、以下「CRI」)と、双方の技術を生かした新たな事業創出に向けた協業に関する基本合意書(MOU)を締結いたしました。当社のエッジAIカメラ向けSoC※1「Di1」へのCRIの動画ソリューション「CRI DietCoder® Bridge」の展開を軸に、セキュリティカメラをはじめとする社会インフラの安全・安心を支える用途や、ドローン・ロボットなどのフィジカルAI機器に向けて、エッジAIによる映像ソリューションを展開してまいります。

※1 SoC:特定用途向けに多く使用されるIC(集積回路)で、各種機能回路を1つの半導体チップ上に集積し、少ない部品で多くの機能を実現するもの。
背景:増え続ける映像データと、エッジAIによる課題解決
監視カメラ、ドローン、ロボットなど、現場で映像を取得する機器は、社会インフラの安全・安心やフィジカルAIの実現に欠かせない存在となっており、記録・伝送される映像データは増え続けています。映像をすべてクラウドに送って処理する方式では、ストレージや通信のコスト、クラウド側の処理負荷や消費電力が大きな課題となります。機器上でAIが映像の内容を判断し、必要な情報を選んで記録・伝送する「エッジAI」は、こうした課題を解決し、AIの社会実装を進める鍵となる技術です。
当社SoC「Di1」上で、CRIのAIによるメリハリ圧縮を実現
CRI DietCoder Bridgeは、動画データを劣化させずにデータ量を削減するCRIの動画圧縮ソリューションです。同じ保存容量での記録可能時間の延長に加え、通信コストの削減や、限られた通信帯域での映像伝送に貢献します。
本MOU締結にあたり、両社の技術を組み合わせ、CRI DietCoder BridgeのAIを活用したメリハリ圧縮機能が、当社のエッジAI向けSoC「Di1」上で動作するデモを実現しました。この機能は、機械学習データにより映像の中で重要度が高い対象物の画質を保ちつつ、それ以外の部分のデータを削減するもので、Di1の高いAI処理能力を活用しています。監視カメラにおける人物や車両、ドライブレコーダーにおける車両のナンバーをはじめ、各機器で求められる要素の視認性を残したまま大幅にデータを削減し、メリハリのある動画圧縮を行います。「AIが残すべき映像を判断する」ことで、ストレージや通信のコストを抑えながら、記録映像の証拠性・活用価値を高めます。
今回の協業では、当社からはエッジAI技術を、CRIからはCRI DietCoder Bridgeなどで活用している映像最適化技術を持ち寄ります。当社は機器上でAI処理を行う「エッジAI」の技術開発に早くから取り組んでおり、CRIとの連携により、Di1の導入が見込まれる監視カメラなどのセキュリティ用途や、ドローン・ロボットなどのフィジカルAI機器まで、幅広い業界へ付加価値の高いソリューションを提供してまいります。また、CRI DietCoder BridgeがDi1上に実装されることで、Di1を採用するお客様は、高品質な動画圧縮機能を多様な組込み機器へ円滑に導入いただけるようになります。
当社は本協業を通じて、Di1上で利用できるパートナーソリューションの拡充を進め、Di1のプラットフォームとしての価値を高めてまいります。今後、本機能は2027年1月頃にDi1向けソリューションとしての提供開始を目指します。さらに、ドローンやロボットの遠隔監視・遠隔操作に向けた映像伝送、フィジカルAIの学習に用いる現場映像データの効率的な収集など、Di1の活用領域を広げるとともに、映像データの分析と活用による新たな事業機会の創出に取り組んでまいります。なお、本件は、中長期的に当社の業績および企業価値の向上に資するものと考えておりますが、2027年3月期の業績見通しに与える影響は軽微です。今後、業績に重要な影響を与えることが判明した場合には、速やかにお知らせいたします。
EdgeTech+ 2026の当社ブースにて、メリハリ圧縮の最新デモを初展示
今回のMOU締結にあわせ、当社はパシフィコ横浜にて開催される「EdgeTech+ 2026」の当社ブースにて、Di1とCRI DietCoder Bridgeの連携展示を行います。CRI DietCoder Bridgeの正式リリース後初めての展示となる今回は、Di1上で動作するAIによるメリハリ圧縮機能のデモをご覧いただけます。また当社ブースでは、フィジカルAIを軸としたDi1の展示として、ドローン向け深度センシングやVisual SLAMのデモもあわせてご紹介する予定です。なお、CRIも同展示会において、同社ブースほか複数の会場で出展を予定しています。
■出展概要
展示会名:EdgeTech+ 2026(https://www.jasa.or.jp/expo/)
会期:2026年11月18日(水)~20日(金)
会場:パシフィコ横浜
出展内容:
・Di1とCRI DietCoder Bridgeの連携展示:当社ブース(ブースNo.DB-12)
・CRI DietCoder Bridgeの基本機能とCRIのソフトウェア技術紹介:CRI・ミドルウェアブース(JASAパビリオンNo.CS-21)
エッジAI向けSoC「Di1」について
「Di1」は、当社独自の画像処理技術とAI技術を1チップに集積したエッジAI向けSoCです。監視カメラ、ドローン、ロボットなど、現場の機器上でAI処理を行う用途に向けて展開しています。リアルタイム性の向上や通信負荷の低減などを実現する技術が評価され、組込み業界の製品・サービスを表彰する「EdgeTech+ AWARD 2025」にて「Edge Technology 優秀賞」を受賞しています。
CRI DietCoder Bridge(シーアールアイ ダイエットコーダー ブリッジ)について
CRI DietCoder Bridgeは、映像の画質を保ちながらデータ量を削減する動画圧縮ソリューションです。同じ保存容量での録画可能時間を従来比で最大10倍※2に延長するとともに、通信コストの削減、限られた通信帯域での映像伝送に貢献します。動画圧縮処理と通信の間で生まれる遅延を内部動作の最適化により従来の3分の1※3に低減し、データ入力から圧縮までの一連の処理を無駄なく実行します。またSoCへ実装することで、機器組込み時のソフトウェア調整を効率化し、複数機種での展開を円滑にします。コア技術は監視カメラや医療用動画などで活用実績があります。
2026年4月に提供を開始した本製品についてCRIは、Di1との連携を視野に、機械学習データを活用したメリハリ圧縮機能の製品化に向けた開発を進めています。ドライブレコーダーで特に求められる車両のナンバーなどは鮮明に、それ以外の部分は圧縮率を高める独自手法により、大切なものを確実に記録するメリハリのある動画圧縮を実現します。
製品情報:https://www.cri-mw.co.jp/business/product/web/dietcoder-bridge/
※2、※3:CRI調べ
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルについて
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルは、GPUおよびAI半導体の開発を手掛けるファブレス半導体企業です。独自の画像処理およびAI技術を基盤に、「Making the Image Intelligent」をパーパスに掲げ、エッジAI分野における革新的なソリューションを提供しています。。
■会社概要
社名:株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル
本社所在地:東京都中野区中野四丁目10番2号 中野セントラルパークサウス16階
代表取締役会長兼社長CEO:山本 達夫
事業内容:GPUおよびAI関連のIPコアライセンス、半導体・モジュール等製品の開発、販売、GPUおよびAI関連のプロフェッショナルサービスの提供
設立:2002年7月10日
URL:https://www.dmprof.com/
株式会社CRI・ミドルウェアについて
「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE(シーアールアイウェア)」として、ゲーム分野をはじめ、モビリティ、組込み分野などのさまざまな分野に展開しています。「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティやクオリティの向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートしています。
■会社概要
社名:株式会社CRI・ミドルウェア(CRI Middleware Co., Ltd.)
本社所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー11階
代表取締役社長:押見 正雄
事業内容:音声・映像等に関する研究開発、ミドルウェア製品の販売・サポート、および関連する受託開発
設立:2001年8月1日
URL:https://www.cri-mw.co.jp/
※「CRI」、「CRIWARE」、「DietCoder」、およびCRIWAREロゴは、日本およびその他の国における株式会社CRI・ミドルウェアの商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル
営業本部 TP営業グループ
TEL:03-6454-0450
e-mail:info_06@dmprof.com
Webサイト:https://www.dmprof.com/jp/contact/