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2021-06-29
DMP、ソニー製イメージセンサーIMX390のHDR機能に対応したZIA™ ISPの提供開始
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(本社: 東京都中野区、代表取締役社長 大澤剛、以下DMP)は、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下ソニー)製高感度イメージセンサー「IMX390」のHDR機能に対応するようアップグレードしたイメージシグナルプロセッサ(ISP)コア「ZIA™ ISP」の提供開始を発表します。 DMPが提供するソニー製IMX390を搭載したカメラモジュール(以下IMX390カメラモジュール)とZIA™ ISP、FPGAを活用することにより、お客様のロボティクスや安全支援のカメラシステム開発に、高い柔軟性と製品の市場投入に要する時間(Time to Market)短縮をもたらします。
DMPは、2021年6月29日開催の株式会社PALTEK Webセミナーにて、このISPソリューションを紹介します。
DMPは、最先端のAI/ディープラーニング技術を活用して、ロボティクスおよび安全運転支援分野等における社会課題・顧客課題の解決に貢献しているAIテックカンパニーです。昨今、少子高齢化による労働人口の減少や熟練作業者の不足といった社会課題に対して、AIを活用したロボティクス技術により解決を目指す動きが加速しています。ロボティクス技術の社会実装において、ロボティクス製品に要求される高精度なAI認識処理や安全管理者による遠隔監視といったニーズに応えるためには、雨、霧、逆光などの厳しい環境でもノイズが少なく、人間の眼に近い、あるいはそれ以上の広いダイナミックレンジ※1を持つ高感度カメラとそれに対応出来る、信頼性が高く、柔軟な画質調整設定が可能なISPが必要です。
DMPはIMX390カメラモジュールと自社開発の「ZIA™ ISP」を組み合わせることにより、極めて広いダイナミックレンジとLEDフリッカーの抑制を両立した高画質のカメラシステムを実現しました。ZIA™ ISPに新たに搭載したDRC(Dynamic Range Compression) / TMO(Tone Mapping Operator)機能は、ソニー製IMX390イメージセンサーのHDR機能を最大限に引き出すことを可能にし、お客様の高精度な物体認識や視認性の高い安全管理システムの実現を強力にサポートします(撮影サンプルご参照)。
ZIA™ ISP特徴
- ソニー製IMX390の1920×1080 30fpsフルHDセンサーに対応
- Dynamic Range Compression(DRC) / Tone Mapping Operator(TMO)サポート
IMX390カメラモジュールと組み合わせることで120dBのハイダイナミックレンジを実現 - 各種パラメータを調整可能なISPパイプライン
- 低レイテンシー
- 小サイズ
必要ハードウエア
- IMX390カメラモジュール(DMP提供) ※2
- FPGA

HDR / DRC機能オフ

HDR / DRC機能オン

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