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2012-05-07
ILC、ダイナコムウエア、DMPの3社が組込み機器向けUIソリューションを共同開発
2012-05-07
ILC、ダイナコムウエア、DMPの3社が組込み機器向けUIソリューションを共同開発
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(本社: 東京都武蔵野市、東証マザーズ: 証券コード3652、代表取締役CEO 山本達夫、以下DMP)は、DMPのグラフィックスIPコア「SMAPH®シリーズ」、株式会社 アイ・エル・シー(以下ILC)のGUI統合開発環境「GENWARER4」およびダイナコムウエア株式会社(以下ダイナコムウエア)の組込み用スケーラブルフォント「DigiTypeフォント」を利用した組込み機器向けベクターグラフィックスUIソリューションが3社共同で開発されたと発表しました。
本共同開発最初の成果は、2012年5月9日から東京ビックサイトで開催される「第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC 2012)」のDMPブースにて、ベクターグラフィックスUIソリューションのデモンストレーションとして公開されます。
DMPのグラフィックスIPコアSMAPH®-FおよびSMAPH®-H/H2は、ベクターグラフィックス業界標準APIのOpenVG™ 1.1に対応しており、高品質なUIアプリケーションを、低消費電力かつ単位シリコン面積あたり世界最高レベルの描画性能で実現するコンパクトなグラフィックスIPコアです。また、OpenVG™ 1.1に加えて、SMAPH®-HはOpenGL® ES 1.1に、そしてSMAPH®-H2はOpenGL® ES 1.1/2.0にも対応しています。
ILCのGENWARE4は、画面上にさまざまな機能を配置していくだけで簡単かつ短時間でGUIを作成することができるGUI開発ツールで、OpenVG™ 1.1に対応しています。高品位で表現力のあるGUIアプリケーションを省メモリかつ高速に開発することが可能です。GENWARE4は組込GUI開発環境の国内トップシェアGENWARE3の次期製品で、ベクターグラフィックス対応やタッチUI対応など最新のGUI開発向けなど大幅に機能アップ致します。
ダイナコムウエアのDigiTypeフォントは、ベクターグラフィックス業界標準APIのOpenVGt™ 1.1に対応し、組込機器用に描画品質と描画速度を最適化したスケーラブルフォント・ソリューションです。最大41言語に対応し、さらに軽量化されたフォントデータによって組込機器の多言語対応をサポート致します。
今回開発した本UIソリューションのデモは、GENWARE4で作成したGUIアプリケーションを業界最高水準のベクターグラフィックス描画性能を持つSMAPH®シリーズ上で動作させ、画面の高速拡大・縮小やスケーラブルフォントの高速スクロールなどのUI表現を実現しています。従来のビットマップ方式と比較して、異なる解像度の画面出力やイメージ・文字の拡大・縮小をより簡単に開発することが可能です。スケーラブルフォントで使用しているDigiTypeフォントはデータサイズが軽量化されており、本ソリューションを活用することでGUIデザインに必要なデータ量を大幅削減することが可能です。
本ベクターグラフィックスUIソリューションは、最近急速に液晶表示が高精細化しているデジタルカメラ、プリンター、テレビ、車載機器、産業機器等の組込み機器に新たなグラフィカル・ユーザー体験をもたらすものです。ILC、ダイナコムウエア、DMPの3社はそれぞれが持つグラフィックス技術をより進化させ、組込み機器に最適なUIソリューションを今後も協力して提供してまいります。
第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC 2012)概要
- 会期
- 2012年5月9(水)~11日(金)
- 時間
- 10:00~18:00(最終日は17:00まで)
- 会場
- 東京ビッグサイト 西2ホール
- WEBサイト
- https://www.esec.jp/
- 出展位置
- ブース番号「西11-15」