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2016-11-07

DMPがAIを活用したプラットフォーム「ZIA」を提供開始

2016-11-07
DMPがAIを活用したプラットフォーム「ZIA」を提供開始

株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(本社: 東京都中野区、東証マザーズ: 証券コード3652、代表取締役CEO 山本達夫、以下DMP)は、ディープラーニング(*1)などの最先端のAI(Artificial Intelligence:人工知能)(*2)技術を活用した製品ラインナップで構成されるプラットフォーム「ZIA™ (ジア)」の提供を開始します。

ZIA™は、IoT(Internet of Things)分野のキーテクノロジーとして注目を集めているディープラーニング・AI技術に対して、DMPがこれまで蓄積してきたGPU技術をベースに構築した製品プラットフォームです。ディープラーニングは、AIで最も普及が進んでいる技術で、ディープラーニングの学習フェーズは行列演算処理を行う部分が多く、GPUはCPUと比べて10倍以上高速で計算します。そのため、米国Nvidia社に代表されるGPUハードウエアは、AI・ディープラーニングのプラットフォームとして広く採用されはじめています。DMPは、日本で唯一のGPUベンダーとして、2002年の創業来蓄積してきたGPU技術をベースに、AI・ディープラーニングに対する知見を融合した新しいソフトウエア、ハードウエア製品で構成されるプラットフォーム「ZIA™」を開発しました。

第1段として、ディープラーニングによる動画像認識を効率的に行うDMP独自エンジンの「ZIA™ Classifier」を本日2016年11月7日より販売します。ZIA™ Classifierは、ビデオなどの画像データの中に、何が写っているのかを判定します。例えば、右の図では人混みの中で傘を差している人物と歩いている人物、止まっている人物を判別しています。ディープラーニングを用いた画像のクラス分類(Classification)と物体や人物の認識(Detection)技術を活用することで、精度高く安定した画像判別を行うことが可能です。ZIA™ Classifierは、画像データがあれば適用できるため、防犯や事故の防止といったセキュリティ分野、来店人数のカウントといったマーケティング活動など幅広い用途に応用可能で、現在国内大手サービス関連企業とZIA™を使った新しいサービス構築に向けアプリケーション開発を進めています。

DMPは、今後もZIA™の拡充に向けて開発を進め、豊かで効率的な社会を実現するためにAI技術の普及に貢献してまいります。ZIA™は、今後ソフトウエア製品、ハードウエア製品を順次リリース予定です。なお、すでに公知になっているものとしては、2016年7月8日にプレスリリースしたとおり、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から公募のあった「IoT 推進のための横断技術開発プロジェクト」を受託し、低消費電力AIプロセッサの開発を進めており、今後エッジ側で必要とされる低消費電力、高効率なAI処理を実現する中核プロセッサ技術としてZIA™プラットフォームに加わる予定です。

*1
ディープラーニング(深層学習)とは、画像認識分野などで実用化が進む、人工知能を実現する機械学習の手法の一種。人間の脳を模したニューラルネットワークの仕組みを活用したもの。
*2
人工知能(Artificial Intelligence, AI)とは、人間が行っている認知や判断を、コンピュータを使って行うためのソフトウエアやシステムのこと。具体的には、文章、画像、会話、音などを理解し判断するコンピュータプログラムなどのこと。

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