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  • 2014年09月05日
    【満員御礼】 DMP Computer Visionセミナー2014 開催報告 その1

    2014年8月29日、Computer Visionに興味関心のある技術者を対象とした「DMP Computer Visionセミナー2014」を開催し、定員150名のお客様にご来場いただきました。

    >実はこのComputer Visionセミナーは2回目になります。昨年2013年は、6月4日に開催しました。今年は、昨年と比べると、お申込数が4倍に増えました。お申込受付開始後、早々に満席になり、会場を急遽拡大したのですが、それでもすぐに満席になりました。セミナーの申込状況からも、ここ1年で、IoTやウエアラブル、自動運転、ロボットといった分野が注目を集めるようになり、これらの分野で必要不可欠なComputer Vision技術に対する注目が高まっていることを実感しました。

    今年の技術セミナーは、基調講演として、SUBARUのアイサイトの開発に携われた実吉先生 (東京工業大学) とComputer Visionの第一人者 石川先生 (東京大学)、そして特別講演として、ソニーの車載向けイメージセンサーの開発リーダーである本橋氏と三菱電機のロボット開発を取りまとめている奥田氏を迎え、最新のComputer Vision関連の技術や今後のビジョンを語っていただきました。さらに、DMP、CogniVue、モルフォ、クロスコンパスより、各社の最新技術や取り組みについてお話しました。

    当日のプログラムはhttps://itmedia.smartseminar.jp/public/seminar/view/632をご参照ください。今回の技術Blogでは午前の部の概要をご紹介します。
    セミナーの一部の内容は、そのうちアイティメディア社の記者によってしっかりとした記事になると思います。今回のこの技術Blogでは、当日のセミナーの雰囲気が読者の皆さまに少しでも伝わると嬉しく思います。


    会場の様子

    ● 午前の部
    基調講演:東京工業大学 准教授 実吉氏

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    東工大 実吉先生からは、「衝突しない自動車のためのステレオカメラ」と題して、今後2020年に向けて普及が見込まれている自動運転技術の重要な要素技術であるステレオカメラを活用したComputer Visionに関して、SUBARUのアイサイト開発での事例を交えながら、技術のメカニズムをわかりやすくご説明いただきました。

    実吉先生は、1980年代の後半から衝突しない自動車を目指してステレオカメラによる物体認識や歩行者認識の開発に取り組まれており、20年経ってようやく技術の普及がはじまったと感慨深そうにお話されていたのがとても印象的でした。最後に、自動車に限らず、ロボットにもステレオカメラが搭載され、人間と同様の物体認識能力や周囲環境認識能力が備わるようになるだろうと、将来の見通しに関してもお話をいただきました。

    セッション1: DMP 取締役コア技術開発部長 大渕

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    実吉先生の基調講演の後、ベンダーセッション1として、DMP 大渕から、「Computer Vision技術における業界標準化動向とDMPのソリューション」と題して講演を行いました。

    まずはじめにGPUの動向の説明がありました。ゲーム機からテレビ、スマホ、タブレットといった身の回りの様々なデジタル機器にGPUが搭載され、今後さらにウェアラブルデバイスやIoTデバイスへの搭載も進んでいくため、GPUの役割も描画だけでなく画像処理としての役割が求められるようになっています。

    テクノロジーの進化により、様々な用途にGPUが使われるようになったため、GPUの標準API (Khronos™が規格策定しています) も、描画用途のOpenGL® ESから、Vision Processing向けのKhronos™標準APIとしてOpenVX™、OpenCL™、OpenGL® ES (GPU Compute Shader) と様々なAPI規格が策定されてますので、今回のセミナーではそれぞれの特徴に関して説明を行いました。

    GPUは、GPUの処理自体を理解することに対して技術的に敷居が高く (多くの技術者がGPUは難しいと仰られてます)、且つAPIも様々ありますので、1つ1つのAPIの特徴を押さえた上で、GPU機能を機器に組み込んでいかなければ後々大変なことになります。そのため、今回の大渕のセッションでは、まずGPUの動向とKhronos™のAPIに関して体系的にできるだけわかりやすくご説明しました。

    また、GPUの用途の拡大にあわせたDMPの取り組みとして、DMPのウェアラブルコンピュータ・IoTデバイス向けソリューションの第一弾、新製品「ant」に関して製品紹介を行いました。
    antは、今回のセミナーではじめてのお披露目となりましたが、ご来場いただいたお客さまからとても評判が良かったです。antは、ant100、ant200、ant300と3つの製品ラインナップがあり、ディスプレイ付きIoT/産業UIデバイス、Android™対応ウエアラブルデバイス、イメージセンサーと統合したセンサーFusionデバイスなどへ適用いただくことを狙った製品になります。世界最小のGPU IPコアとなりますので、今後様々なアプリケーションにantシリーズが適用可能なことをご紹介しました。

    特別講演1:ソニー イメージセンサ事業部 本橋氏

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    午前の最後のセッションとして、ソニー 本橋氏に、ソニーのイメージセンサーの技術紹介と今後の取り組みをご紹介いただきました。機密保持の観点で詳細を書くことができませんが、ソニー様のイメージセンサーのキーテクノロジーと今後の目指す処をご説明いただきました。

    お話をお聞きして、今後IoT時代では、ソニーのイメージセンサーは人間の目としての役割を担い、今よりももっと社会にインパクトを与えることになるように思いました。

    以上、午前の部のご報告となります。その2も近々にご報告したいと思いますのでお楽しみにください!

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